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イニシュマン島のビリー

SONY α7 II + Voigtlander COLOR-SKOPAR 35mm F2.5 C-Type

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舞台『イニシュマン島のビリー』at 世田谷パブリックシアター、3月26日の昼公演を観てきました。
八割方は女性客かなあって感じで、もちろんお目当ては古川雄輝君なんでしょうけど(柄本時生君目当てかも知れないじゃないか!)、私は鈴木杏さんの演技が見たくて。

当日の私のツイートより↓

「『イニュシュマン島のビリー』は杏ちゃんの破壊力が文字どおり凄かった。声量からして山西惇の次だし。柄本時生とのとある絡みの場面では、完全に客が引いてたぞ。いや、それでいいんだ! 杏ちゃんよ、もっと客が凍りつくほど暴れてくれ!」


翌日朝のツイートより↓

「『イニュシュマン島のビリー』の全体に流れる生温さって何から来てるんだろうって昨日お風呂入りながら考えたんだけど、あのお芝居は現代的な社会批判が一切無いのね。ヒトラー云々の話はほんのついでに言及されるけど遠い世界の出来事扱いだし、身障者やアイルランド人への差別についてもこんなもんだろうくらいの描」

「き方で、特に主題って訳でも無い感じ。宗教に関する微妙なところは、まあどうなんだろ。そんなに重要とも思えない。要は狭い共同体の中の人間たちって、こんなもんなんだよ、って芝居なのかね。アメリカから来た映画撮影隊の視点そのものってことか」

「要するにわしは「悲劇」が好きってことだな。ビリーのあの後の運命がどうあれ、『イニュシュマン島~』は結局のところハッピーエンドだと感じたんだ」


そして今朝、パンフレットをよく読んでみました。私は、そこでやっと次の二つのことを知ります。

1. 作者のマーティン・マクドナーはロンドン生まれだが、アイルランドからの移民労働者二世であること

2. この芝居の原題は「The Cripple of Inishmaan=イニシュマンのびっこ」であること


つまり、舞台がアイルランドで登場人物が皆アイルランド人であることと、主人公が障がい者であることは「こんなもんだろう」以上の重さを持っているんですね。そこで描かれる物語から得られる印象は決して「生ぬるさ」ではなく、言わば「優しさ」であると、私は認識を改めました。



写真は、観劇を終えて歩いた三軒茶屋の街です。



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by David_lam | 2016-03-28 17:12 | 観・聴

上田散歩 ディスタゴン2.8/25編

SONY α7 II + CONTAX Distagon T* 2.8/25

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これもまたフィルム時代に出番が少なかったCONTAX用のディスタゴン25mm。撮ってみて、その歪曲の少なさに今更ながら驚いた、ってのが素直な感想。ズミクロンみたいに曇ってもいません。さすがに逆光ではフレアが出ているけれど。

2枚目は上田映劇。上田で、シネコン以外で最後まで営業していた映画館。『青天の霹靂』を撮るときに付け替えられた看板をそのままにしてあるので「あさくさ雷門ホール」になってしまっているけれど、元の看板は捨ててしまったのかなあ。残っているならそろそろ戻してほしいなあ。お金無いか。(この劇場は現在雨漏りに苦しんでいるので、補修のための募金を募っています)


「古びたお店には、ママチャリ二台がよく似合ふ」


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by David_lam | 2016-03-20 09:26 |

上田散歩 DRズミクロン編

SONY α7 II + DR Simmicron 50mm F2

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DRズミクロンを持ち出して、平日の朝、上田の街を歩く。
10年ほど前に新宿の中古屋で安く買ったズミクロン50ミリ、デジカメに着けてファインダーを覗いた瞬間に「こりゃクリーニング出さないと…」と思った。カビてはいないようだけれど、白内障みたいにレンズが曇っている。
フィルム時代も、このレンズはあまり使わなかったしね。M3に着けた姿は素晴らしいんだけどね。重いんだよね。


一番上の写真は「木の実」という喫茶店の窓。私が高校生だった頃、ふつうの珈琲屋の「ブレンド」はだいたい300円だったけど、この店だけは180円だった。数年前に私の息子が高校生になり「木の実」に出入りするようになったとき、驚くべきことに「ブレンド180円」はそのままだったらしい。なんとなく入り難い店構えもそのままに、今も営業している。


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by David_lam | 2016-03-19 09:58 |

NABO或いは小島紙店

SONY α7 II + NOKTON Classic 40mm F1.4 S.C.

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Sumaron 35mm F3.5

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中学生の頃、新聞を作っていました。
当時私の家には、なぜか謄写版の印刷機一式と鉄筆セットと鑢盤とガリ版原紙がありました。つまり紙とその気さえあれば、ガリ版新聞というメディアを自ら送り出せる環境にあったわけで、それに気付いた私は、クラス内のくだらないゴシップを集めて記事にしガリガリとガリ版を作りせっせとわら半紙に印刷をして、クラスの皆に配っていたわけです。惜しいことに3号ほど発行して、その新聞は廃刊になりましたが。

その時のわら半紙やらシワが入っていない新しい原紙やら修正液やらの調達元が、家の近所にあった「小島紙店」という紙や文房具一般を扱うお店でした。宿題や夏休みの自由研究で使う模造紙とか画用紙なんかは、ここに買いに行きました。太ったメガネのおばさんか禿げた背の小さなおじさんが売ってくれました。
市川崑監督の映画『犬神家の一族』の冒頭、金田一探偵が歩いて来るシーンに、このお店がちょこっと映っています。1976年版、2006年版の両方ともに。

前置きが長くなりましたが、いつの間にか小島紙店は廃業となり、しかしやがてそこは建物の外観はそのままに、haltaという北欧雑貨の店とカフェおしゃれな空間に生まれ変わりました。小島紙店が在庫していたすでにレトロになった文房具たちも、しばらくはそこで売られていました。

そして今はバリューブックスが経営するBOOKS & CAFE NABO.というお店になっています。リンクを見ていただければお分かりになると思いますが、小さなイベントを実にこまめに開催していたりして、地域の新しい文化の発信地になっています。Facebookページに詳しい情報が載っています。

先日訪れたときに私が買ったのは、ベルンハルト・シュリンクの本2冊。新潮社クレストブックスの本が2冊で900円! とても嬉しい。

今『真田丸』で賑わっていますが、上田は決して「赤い甲冑」だけの町ではない。
もし上田に来る機会があれば、こんなお店にも寄っていただきたいと思います。


※3/13 別の日にズマロン三半で撮った写真を追加しました。




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by David_lam | 2016-03-07 09:48 |

土曜日・早朝・千曲川


SONY α7 II + Super-Angulon 21mm F3.4


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休日の朝のひとときを千曲川の河原で過ごす。
まだまだ寒い。淹れてきたコーヒーを飲む。kindleで気楽な小説を読む。クルマから降りて、写真を撮る。

数年前に再コーティングして貰ったMマウントのスーパーアンギュロン。
正直持て余していたけれど、デジタル一眼レフで蘇るとは。

周辺光量落ちは補正していません。開放付近で撮ったら、凄いことになりました。

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by David_lam | 2016-03-05 09:22 |